腕時計上級者を目指す、ビギナーと中級者のブログ

月: 2021年6月

ダイバーズウォッチを夏に購入するのは賢い選択?

マリンスポーツやダイビングに必須なダイバーズウォッチは必然的に夏がシーズンとなる時計です。例年時計ブランド各社はこの時期に目掛け、新作をリリースしてきますが、2021年はどうなのか?新作情報を含めて、あらためてダイバーズウォッチの魅力を紹介していきます。

あまり知られらていない、ダイバーズウォッチの「耐磁機能」

ダイバーズウォッチは文字通りダイビング用の時計で、「潜水時間の測定が出来る時計」として1950年代頃より、世に出初めました。基本性能は100m以上の防水機能を備え、逆回転ベゼルが備わった物をダイバーズウォッチと呼びます。

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ここ数年で防水機能はさらに向上して、今やダイバーズウォッチで無くても100m防水も当たり前の世の中になっています。しかし、優れた防水機能以上に注目したいのが耐磁機能です。過去記事

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実はダイバーズウォッチは国際標準化機構(ISO)で耐磁機能が規格化されています。ISO6425だと「4800A/mに曝して、日差30秒以内を堅持」とされます。この耐磁機能は潜水作業では体を磁石で固定しなければならないこともあるため、必要とされています。

日本時計協会、JISとISO規格

さらに耐磁機能は潜水作業だけでは無く、陸(おか)の上でも重宝する機能です。今の時代PCやスマホ、タブレットと無縁の生活をしている人は皆無でしょう。アンティークの時計だったらキーボード操作をしているだけで磁気帯びするもの。

一般的に機械式時計は強い磁場には時計を近づけないものですが、PC操作の度に時計を外していては仕事になりませんね。ダイバーズウォッチだったらそんな磁気の心配は不要です。

さらに最新の時計は部品にシリコン素材を採用、かつて(1950年代)の磁気を遮断する設計思想から、そもそも磁化しない素材を使用することで、耐磁する考えへシフトしています。

高い防水性があるから「水中でのみで使う」という考えはもう旧いかもしれません。高層ビルの会議室にダイバーズウォッチを付けていくことも非常識ではありません。僕はダイバーズウォッチが、ビジネスのドレスコードでは、スタンダードになった気がしています。

夏に新作ダイバーが発表される時こそ、20万円以下の製品にチャンスあり

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実績を知らべた訳ではありませんが、夏はダイバーズウォッチが売れると言われています。その証拠に2021年も既に多くのブランドが新作を送り込んで来ています。そして、ダイバーズウォッチは最新作の購入がおススメ

理由としては最新の技術が採用されていることと、長年蓄積されたノウハウを基にディテールが改良されているからです。近年の時計の技術進歩は著しく、パワーリザーブの長時間化耐磁機能アップは10年前とは比較にならないほど向上しています。

この夏の新作もパワーリザーブは70時間以上は標準、さらに10年以上前のダイバーズウォッチと違い、シリコンヒゲゼンマイで耐磁をアップさせ、フリースプラグテンプも採用して、衝撃にも強くなっています。

最新の技術が詰まっている事以外に新作の購入を勧める理由はパッキンやケース劣化が無いからです。年数が経過した中古品ダイバーズウォッチはどうしても経年劣化でケース密閉性の低下やパッキンの弾力が悪くなり、防水性が低下します。

その点、新品はそんな心配は不要です。最新のテクノロジーが詰まった時計ゆえ、実用性も富んでいます。また値段もここ数年は20万円以下の時計でも優れた製品が多く発売されています。

2021年夏は値段以上に価値ある、ダイバーズウォッチの新作が多いです。さて今回発表された、新作20万円代のダイバーズウォッチを2つ紹介します。

ロンジン・レジェンドダイバー

https://www.longines.com/jp/landing/divers-campaign-2021

パッと見た外観からダイバーズウォッチと感じさせません。それは通常ダイバーズウォッチに必ずある「逆回転防止ベゼル」がついていないからです。その代わり「回転インナーベゼル」がついています。

近年のモデルの多くは外側に回転ベゼルが付いたものが殆どです。この「回転インナーベゼル」は少数派、採用しているブランドはIWCやAP位でしょう。「回転インナーベゼル」はダイバーズウォッチ黎明期にブランパンが採用していました。

しかし、グローブをしたままリュウズ操作ができない事で、次第にベゼル外周に付いた「逆回転防止ベゼル」が主流になります。

ロンジン社もこのモデルは1960年代のヘリテージとして蘇らせているため、現行モデルには採用していません。ただこれを今に蘇らせた理由はレトロなデザインはもちろん、陸上で使うことの多い現代のダイバーズウォッチ事情があるかもしれません。

実際のダイビングでは操作性に問題があると言われる「回転インナーベゼル」、しかし陸上で使うのであれば、便利な気がします。逆回転ベゼルでラフに開始時間をセットするよりリュウズで正確に合わせたい人にも良いと思います。

また逆回転ベゼルが無い事で、ダイバースウォッチにありがちなベゼルが目立ち過ぎ、ダイアルが小さくなることはありません。

ティソ・シースター2000プロフェショナル

https://www.tissotwatches.com/ja-jp/catalog/product/view/id/5174/s/t1206071104100/

実は購入を検討中です。2021年6月になってから日本ではブティックとオンライン公式ショップ限定で先行発売され、早速銀座店で売り切れの情報が入ってきました。時計愛好家の間では評判が高いダイバーズウォッチです。

特徴としては、ブレスレットが「インターチェンジャブル クィックリリース」仕様になっていることです。早い話がヴァシュロンの「インターチェンジャブルシステム」のティソ版になります。

スペック的にも魅力ですが、僕がこれを購入しようと思ったのはこのベルトを工具無しで交換できるこのシステムが採用された事が大きな理由です。なぜこれが魅力的なのか。腕時計ビギナーの人の中には理解できないかもしれません。

まずその日の気分でベルトを簡単に交換できる点です。これにより1つの時計の「別の顔」を引き出すことができます。また汗でベルトが汚れやすい時期、ベルトの取り外しが容易だと、クリーニングが簡単です。

僕は年に数回、重曹と水をトレイに入れてベルトを浸し、ブレスレットをクリーニングしています。クリーニングしやすいのは長く使う事を考えると重要です。通常のバネ棒は気軽にクリーニングとはいきません。

まとめ

あえて夏にダイバーズウォッチを購入する、それは旬の野菜を食べる感覚です。夏こそダイバーズというメーカーの戦略に乗るのも良いと僕は思います。ぜひ2021年夏にはお気に入りのダイバーを見つけてください。

Wearing the same watch is not cool.

こんにちはGoroです。毎日同じ時計を付けている人、周りに多くありませんか?腕時計ビギナーから抜け出す第一歩、僕は時計を毎日着替える事だと考えます。2つ以上の時計を使い分けて、腕時計ライフを楽しむ方法を伝授します。

毎日同じ時計はクールでは無い!

実は今回の記事は僕のInstagramアカウントと連携した記事です。僕の私物時計5つで、どのように腕時計ライフを楽しんでいるかを紹介しています。「毎日同じ腕時計はクールでは無い」、#(ハッシュタグ)wearingwatchcomをつけて毎日postしています。

僕はまず、「シーン(ビジネスor休日)」、「天候(晴、雨)」によって使い分けます。特にビジネスでは細かく使い分けるのが、ポイントです。旧来から日本社会は「高級時計を良しとしない」風潮があります。

当初この風潮は日本固有の物と僕は思っていました。しかし世界を見渡してみると、高級時計へのやっかみは少なくからずあるようです。そうなると、ビジネスシーンにおいてもタイプの違う時計を使い分ける事は「リスクマネージメント」上、必要な事と言えるでしょう。

得意先に行く時やうるさい上司が会社に居る日は、控え目な時計へ着替えるようにするだけでストレスは格段に減ります。また休日にスポーツする時は、相応しい時計に着替えるとスポーツだって俄然面白くなるはずです。

「万能腕時計」は無い!

僕が時計を着替える理由は単純に「時計の着替え」を楽しめるからです。しかし人によってはスポーツウォッチで全て対応できる世の中になっているから、フォーマルやカジュアル毎に時計を着替える必要は無いという意見もあります。

確かにこの10年で世の中のドレスコードは「イン・フォーマル」化しています。かつては完全に「アウト」だったスポーツウォッチとスーツの組合せは大企業でもタブーではありません。

2021年に就任したバイデン大統領もダイバーズウォッチを執務で愛用している姿が目撃される時代、ダイバーズウォッチを装着してオフィスへ行くスタイルはグローバルスタンダード化しています。

現に御堂筋線で見かける大阪・会社員たちの袖口から覗く腕時計は「スーパーオーシャン」(ブライトリング)やポルトギーゼ(IWC)を皆、違和感なくつけています。

ラグスポ」が出てきた背景は、世の中のインフォーマル化も大きな要因です。しかし、「万能服」が無いのと同じく、「万能腕時計」も存在しません。ラグスポも、どこかラグジュアリーな演出が必要なシーンでこそより映えます。

それ以外のシーンではどうしても時計ばかり目立ち過ぎ、それに違和感を抱く人だってゼロではありません。フォーマル用の腕時計、休日用の時計という風に使い分け着替えた方が無難です。

同じ時計を毎日つけるのはパワーリザーブが短い時の名残

ではなぜ、多くの人々は毎日同じ時計を使う様になったのでしょう?

僕が考えるいちばんの理由は1970年代以前、腕時計が全て機械式だった時代の「名残」です。当時のムーブメントは機械式で「自動巻き」が主流となってきて「手から外さない限り止まらない!」と世間では言われ続けていました。

僕も父からよく「時計は手から外さないようにすると止まらない」と言われていました。

昔の腕時計は手から外すと約30時間前後で止まります。前日に外した腕時計は翌日の午前中位までしか動かないものでした。写真のSEIKO5みたいですね。

「皆と同じ」であることに安心感を抱く日本人の国民気質もあり、社会に気が付かない内に浸透し、年月を経て「時計を着替えない事」を誰もが疑問に思わなくなっている可能性は否定できません。

コスパのみを考えない!

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未だに「これ1本で十分です!」なんて言っている時計ショップの店員さんも稀に居ますね。営業する立場でこの言葉を使う気持ちは痛いほどよく、わかります。しかしユーザー目線で考えた時、その言葉は理に叶ってはいません。

僕も「この1本で十分!」そう思って、20年前にロレックスのAir-kingを購入しました。もちろんAir-kingは万能時計じゃありません。また、「長く使えるから、これひとつにすれば、コスパも良い!」という意見も耳にします。

耐久性の高い高級時計を、毎日使い続けることは一見すると合理的。しかし、今の時代は時計が無くても生活に支障をきたすことはありません。

むしろ腕時計を持つことでの心理面での好影響にもっと注目すべきです。ただ、そこで得られるものを全て正確に計算することは一筋縄でいきません。

きっと何年か経過してその効果を実感できると僕は考えます。目先のコスパばかり注目している位なら逆に時計は持たない方が賢明です。

値段がリーズナブルなブランドを知る

しかし、「コスパのみを考えない」と言って、あまりにコストを無視しての腕時計購入は、さすがにおすすめできません。やはりある程度、ブランドの価格帯を計算して購入することは重要です。

その昔、良い腕時計ほど価格は高いものでした。良質な時計はどうしても職人の手作業による割合が高くなり、その分生産量も少なくなって価格が高くなります。

しかし21世紀に入り、工作機械の性能が進歩しミクロン単位での切削加工が容易になったのです。工作機械の導入で生産量も増え、質の高い時計の大量生産が可能になります。

その結果、ここ数年20万円を切る価格の腕時計でも、質感は高級メゾンの製品とほとんど変わらないほど品質が高くなっています。ではどんなブランドが工作機械の性能アップによる恩恵を受けているのでしょう?

僕が知る範囲では「オリス」、「ティソ」、「ボールウォッチ」、「モーリスラクロア」、「ノルケイン」、「フォーメックス」などがその代表的な、ブランドです。これらのブランドの腕時計であれば質も高く、リーズナブルな価格で、2つ以上の時計が買えます。

まとめ

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毎日違う時計を付ける習慣で重要なことはどの腕時計が似合うか考える事です。見られることを意識するだけで、見た目はクールになるはずです。もちろん時計だけで女性にモテル訳ではありません。

ただ毎日決まりきったひとつの時計を使いづけるのでは無く、時計と服装の組合せを日々考える事で、間違いなく自身に似合うスタイルを追及するはずです。当然時計に対してもそれは同じ。

時計とスタイルとの相性を考えていると、時計に対する目利き力も自然にアップします。目利きができるようになると、俄然時計への興味が増すはずです。

正解はありませんが、まずはできる限り購入し、手首に付ける事から始めましょう。

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