こんにちはGoroです。何度か書いている「ショパール アルパイン・イーグル」ですが、見れば見るほど魅せられるタイムピースになります。2019年に発表されたばかりのこのモデルの魅力は端的に言えば質感です。しかし筆者は何よりショパールというブランド自体が金属を知り尽くしているのが大きいと思っています。どんな事なのでしょう?
ステンレスの魅力を最大限に引き出す、ルーセント・スティールA223
実機を見ていつも思う事は、ルーセント・スティールA223の質感です。質感は手に触れた感触もそうですが、何より見た目の良さも見逃せません。実はGoroは学生時代に「金属工学」を専攻してきました。
講義では教授達が「鉄は最強の金属」と繰り返していました。それは決してポジショントークでは無くそれが紛れもない事実だからです。鉄(Fe)は「硬さと強さ」を備えています。
通常世の中にある物質は硬さを持っているとその分だけ脆くなる性質を持っている事が特徴です。ガラスやセラミックがその代表で、一方向だけの力には耐えられても捻りが加わると割れてしまいます。
ルーセント・スティールA223はオーストリアの鉄鋼会社フェストアルピーネ社がショパールと共同開発したオリジナルのステンレスです。(詳しくはこちらの過去記事を参照してください。)
硬さを強化して輝きを増す事で、ステンレスをワンランク上に引き上げる術は現代の「錬金術」だと筆者は考えます。実機を見れば一目瞭然です。
ショパールの優れたムーブメント、スポーツウォッチの哲学を忘れない点も好感!
外見ばかりに目を囚われてはいけません。実はショパールは彼らの自社製ムーブメントも必見です。写真のXLクロノグラフ、実は「フライバック」になります。筆者はこのフライバックが欲しくてたまりません。
もし可能ならばもう少し「価格が安ければ・・・」と思うのですが実機を手にした瞬間にそんな想いはぶっ飛びました。この質感でこの価格は納得できる!
またこのクロノグラフの防水性にも驚きです。10気圧という事はプールで泳ぐ程度であれば十分に使用できます。これまでGoroが見てきたクロノグラフの大半は3気圧程度でした。
3気圧ではどうしてもプールに持っていくのは心配ですね。そしてレザーストラップと違い、ブレスレットは水の心配が無くスポーツウォッチの基本と言っても良いでしょう。
今回、新作でラバーストラップモデルをリリースしています。彼らは、このアルパインイーグルをスポーツウォッチとして認識しており、その哲学が揺るがない時計造りにも好感が持てます。
皆さんもぜひ、アルパインイーグルを検討してください。