こんにちはGoroです。毎日同じ時計を付けている人、周りに多くありませんか?腕時計ビギナーから抜け出す第一歩、僕は時計を毎日着替える事だと考えます。2つ以上の時計を使い分けて、腕時計ライフを楽しむ方法を伝授します。
毎日同じ時計はクールでは無い!
実は今回の記事は僕のInstagramアカウントと連携した記事です。僕の私物時計5つで、どのように腕時計ライフを楽しんでいるかを紹介しています。「毎日同じ腕時計はクールでは無い」、#(ハッシュタグ)wearingwatchcomをつけて毎日postしています。
僕はまず、「シーン(ビジネスor休日)」、「天候(晴、雨)」によって使い分けます。特にビジネスでは細かく使い分けるのが、ポイントです。旧来から日本社会は「高級時計を良しとしない」風潮があります。
当初この風潮は日本固有の物と僕は思っていました。しかし世界を見渡してみると、高級時計へのやっかみは少なくからずあるようです。そうなると、ビジネスシーンにおいてもタイプの違う時計を使い分ける事は「リスクマネージメント」上、必要な事と言えるでしょう。
得意先に行く時やうるさい上司が会社に居る日は、控え目な時計へ着替えるようにするだけでストレスは格段に減ります。また休日にスポーツする時は、相応しい時計に着替えるとスポーツだって俄然面白くなるはずです。
「万能腕時計」は無い!
僕が時計を着替える理由は単純に「時計の着替え」を楽しめるからです。しかし人によってはスポーツウォッチで全て対応できる世の中になっているから、フォーマルやカジュアル毎に時計を着替える必要は無いという意見もあります。
確かにこの10年で世の中のドレスコードは「イン・フォーマル」化しています。かつては完全に「アウト」だったスポーツウォッチとスーツの組合せは大企業でもタブーではありません。
2021年に就任したバイデン大統領もダイバーズウォッチを執務で愛用している姿が目撃される時代、ダイバーズウォッチを装着してオフィスへ行くスタイルはグローバルスタンダード化しています。
現に御堂筋線で見かける大阪・会社員たちの袖口から覗く腕時計は「スーパーオーシャン」(ブライトリング)やポルトギーゼ(IWC)を皆、違和感なくつけています。
「ラグスポ」が出てきた背景は、世の中のインフォーマル化も大きな要因です。しかし、「万能服」が無いのと同じく、「万能腕時計」も存在しません。ラグスポも、どこかラグジュアリーな演出が必要なシーンでこそより映えます。
それ以外のシーンではどうしても時計ばかり目立ち過ぎ、それに違和感を抱く人だってゼロではありません。フォーマル用の腕時計、休日用の時計という風に使い分け着替えた方が無難です。
同じ時計を毎日つけるのはパワーリザーブが短い時の名残
ではなぜ、多くの人々は毎日同じ時計を使う様になったのでしょう?
僕が考えるいちばんの理由は1970年代以前、腕時計が全て機械式だった時代の「名残」です。当時のムーブメントは機械式で「自動巻き」が主流となってきて「手から外さない限り止まらない!」と世間では言われ続けていました。
僕も父からよく「時計は手から外さないようにすると止まらない」と言われていました。
昔の腕時計は手から外すと約30時間前後で止まります。前日に外した腕時計は翌日の午前中位までしか動かないものでした。写真のSEIKO5みたいですね。
「皆と同じ」であることに安心感を抱く日本人の国民気質もあり、社会に気が付かない内に浸透し、年月を経て「時計を着替えない事」を誰もが疑問に思わなくなっている可能性は否定できません。
コスパのみを考えない!
未だに「これ1本で十分です!」なんて言っている時計ショップの店員さんも稀に居ますね。営業する立場でこの言葉を使う気持ちは痛いほどよく、わかります。しかしユーザー目線で考えた時、その言葉は理に叶ってはいません。
僕も「この1本で十分!」そう思って、20年前にロレックスのAir-kingを購入しました。もちろんAir-kingは万能時計じゃありません。また、「長く使えるから、これひとつにすれば、コスパも良い!」という意見も耳にします。
耐久性の高い高級時計を、毎日使い続けることは一見すると合理的。しかし、今の時代は時計が無くても生活に支障をきたすことはありません。
むしろ腕時計を持つことでの心理面での好影響にもっと注目すべきです。ただ、そこで得られるものを全て正確に計算することは一筋縄でいきません。
きっと何年か経過してその効果を実感できると僕は考えます。目先のコスパばかり注目している位なら逆に時計は持たない方が賢明です。
値段がリーズナブルなブランドを知る
しかし、「コスパのみを考えない」と言って、あまりにコストを無視しての腕時計購入は、さすがにおすすめできません。やはりある程度、ブランドの価格帯を計算して購入することは重要です。
その昔、良い腕時計ほど価格は高いものでした。良質な時計はどうしても職人の手作業による割合が高くなり、その分生産量も少なくなって価格が高くなります。
しかし21世紀に入り、工作機械の性能が進歩しミクロン単位での切削加工が容易になったのです。工作機械の導入で生産量も増え、質の高い時計の大量生産が可能になります。
その結果、ここ数年20万円を切る価格の腕時計でも、質感は高級メゾンの製品とほとんど変わらないほど品質が高くなっています。ではどんなブランドが工作機械の性能アップによる恩恵を受けているのでしょう?
僕が知る範囲では「オリス」、「ティソ」、「ボールウォッチ」、「モーリスラクロア」、「ノルケイン」、「フォーメックス」などがその代表的な、ブランドです。これらのブランドの腕時計であれば質も高く、リーズナブルな価格で、2つ以上の時計が買えます。
まとめ
毎日違う時計を付ける習慣で重要なことはどの腕時計が似合うか考える事です。見られることを意識するだけで、見た目はクールになるはずです。もちろん時計だけで女性にモテル訳ではありません。
ただ毎日決まりきったひとつの時計を使いづけるのでは無く、時計と服装の組合せを日々考える事で、間違いなく自身に似合うスタイルを追及するはずです。当然時計に対してもそれは同じ。
時計とスタイルとの相性を考えていると、時計に対する目利き力も自然にアップします。目利きができるようになると、俄然時計への興味が増すはずです。
正解はありませんが、まずはできる限り購入し、手首に付ける事から始めましょう。