こんにちはGoroです。腕時計ビギナーが腕時計を購入する時、どんな点に留意すべきかは案外難しいでしょう。実際筆者もかつて良いと思って購入した腕時計が日が経つに連れて、「失敗した!」と感じた腕時計もいくつかありました。今日はGoroが腕時計を購入する時、これだけは留意している点を4つピックアップするので参考にしてください。

 

必須の購入術はケース厚を3㎜以下にする!

 

 

 

腕時計を購入する時、筆者が真っ先に気にするのはケース径とケース厚、特に重視するのが後者です。理由は袖口に引っ掛かるからで、かつて14㎜を超える腕時計を購入しましたが、袖口に収まらない事が気になった事がありました。

 

自分自身で色々試した結果、13㎜以下であればスムーズに袖に収まることがわかりました(人によって違います)。かつてはケース径も気にしていましたが(40㎜以下を熱望)、最近はケース径は試着してから判断する様にしています。

 

2022年に発表された、IWCのポルトギーゼクロノグラフのケース厚は僅か13㎜、クロノグラフでこの薄さは魅力的です。一般的なクロノグラフは15㎜近いものがほとんどになります。そしてケース径は41㎜でしたが試着すると数値よりも小さく感じました。

これはケース径が大きくてもフィット感を考慮したフォルムにしているためです。フィット感が良いのはケースが薄い事も影響を及ぼしていると推測されます。

 

最近の腕時計は腕が細い人でもフィットできる様々な工夫を施しています。そのため実際に試着してみてフィット感を試すことが重要なのです。

 

IWC ポルトギーゼクロノグラフはケース径がケース厚が13㎜、ケース径は41㎜でも装着感が抜群!

パワーリザーブは80時間以上

 

2023年新作のIWC インヂュニア パワーリザーブは120時間でもケース径は10.7㎜

機械式時計の場合ゼンマイをフルに巻き上げてから何時間稼働するという、パワーリザーブも購入時の重要ポイントです。というのも2本以上持つともう一つの腕時計がパワーリザーブの時間を超えると止まります。

 

そこで筆者は最低限80時間以上のパワーリザーブを備えた腕時計を購入するように心掛けています。パワーリザーブ80時間だと理論上3本の機械式腕時計で、ローテーションする事が可能です。ただしこれも所有する腕時計の数が増えれば、パワーリザーブもどんどん長くなります。

ただ嬉しいことに最近の腕時計のパワーリザーブは長くなる傾向にあります。2023年のウォッチ&ワンダーズ(Watches and Woder 2023)で発表されたIWCのインヂュニアではパワーリザーブ120時間まで延長されています。

 

120時間だと5日間、週末の日曜日の夜に外した時計を金曜日の夜に再び手首につければ、再び週末の土曜日と日曜日に楽しむことが可能です。

文字盤はカワイイ方が良い!色は黒に拘らない!

 

 

筆者は腕時計のダイアル(文字盤)のカラーを選ぶ時、かつて黒を選ぼうとして妻から「カワイくない」と指摘された事がありました。実は初めて購入した高級時計がロレックスのAIR-King Ref14000という白文字盤のローマンインデックスの時計だったのです。

 

直前までエクスプローラーとどちらにするか迷いましたが、妻の「可愛くない!」とのアドバイスで白を選択しました。買った直後は「エクワンの方が良かったかも?」と不安になりましたが、正解でした。

 

というのも黒の文字盤は当時多く着用していたスーツルックでは、腕時計が目立ち過ぎ、妻の言うようにカワイイ物ではありません。どうしても初めての腕時計の購入の場合、腕時計ばかりにフォーカスして全体のコーディネートやバランスを忘れがちです。

髪の毛の色、肌の色合いや服装やキャラクターでも、似合う腕時計は異なります。やはり似合う自分に似合う腕時計というのは実は存在するのです。

試着時に鏡に映す!

先ほどのカワイイ文字盤と重なる部分もありますが、腕時計を購入する場合試着と、試着した姿を「鏡に映す」事も重要です。鏡に時計を映し出すと意外にその時計と自分との相性を認知することができます。

 

可能であれば今回の購入に関して客観的な立場の人に意見を求めるのが良いと思います。

 

とは言え、店員さんに聞くと、大抵の人は「お似合いですよ」と言うと思いますが、これは仕事上仕方がありません。最低でも2つ以上の時計を比較してもらうとより精度の高い意見を聞くことができると思います。

 

また可能であれば、購入希望の時計と一番合わせたい服を着ていくと自分に似合うモデルがセレクトできるはずです。

完璧な腕時計は要らない!

さてここまで4つの私的な観点で、購入ノウハウを述べましたが、もう少し購入ポイントがあっても良いと思ってらっしゃる方も居るのでは?

 

実はもう2つ3つあったのですが、この4つだけに留めておきました。腕時計というものは、どこか物足りない方が愛情は沸くものです。

腕時計愛好家というものを筆者はトレジャーハンターに例えます。どんなに素晴らしい宝物を見つけても再び次のお宝(腕時計)を目指す。自分の欲しい要件を全て満たす腕時計を見つけてしまっては次の楽しみ(再び購入する事)がありません。

 

Goroも全ての要件を満たす、「完璧な腕時計」は見つからない方がちょうど良いと思っている一人です。皆さんはいかがでしょう

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