腕時計上級者を目指す、ビギナーと中級者のブログ

カテゴリー: ブランド定点観測

ティソ・アウトレットから感じる、ティソの好調さ

こんにちはGoroです。僕の年始はここ数年、アウトレットモールでのショッピングが定番になっています。2022年年始(1/2)も例年通り「りんくうアウトレット」へ出かけショッピングしてきました。そして例年通りティソ・ショップを訪問しています。そこで感じたティソの好調さとその理由を僕目線で解説します。

昨年販売していた福袋が、今年は無し!

https://www.pexels.com/ja-jp/photo/5869619/

ご存じかもしれませんが、Goroはティソの大ファンです。ティソを好きになったきっかけは、りんくうアウトレットモールでティソ・ショップを訪問してからになります。同社製品の質感の良さと優れたデザインは、今でも脳裏に残り僕の時計購入の基準となっています。

さて、2022年りんくうアウトレットショップで驚いた事は福袋が無かった事です。前年は機械式時計2つを99,000円で販売する福袋があり、その時はバラードを購入しました。2021年は発売前に先行予約受付のメールがショップから届いていました。

しかし、今年2022年は「先行予約メール」も無く、実際店舗へ行くと「ハッピーバッグ販売はありません」との貼紙が貼っていました。

店内を見渡すと個人的な感想ですが、明らかに昨年より在庫が少ない状態。ただ、念のために記しますが、あくまでもアウトレットは、「正規店での売れ残りや旧モデル」が販売商品の中心です。

現行品の売行きが好調なら、アウトレットに流れる商品は減ります。この品揃えを見る限りティソの正規店では順調に現行モデルが売れたと推測できます。

ティソのアウトレットをこれまで愛用してきた僕にすれば少々残念ですが、現行品の評価が高まってきた事は素直に嬉しいです。

ティソが好調なのは数字にも表れています。彼らの2019年の売上高11億CHF、スイスのエントリーブランドは軒並み崩壊状態の中、順調に売上を伸ばしているブランドのひとつです。(クロノス日本版91号より)

出すモデルが次々ヒット、過小評価された日本で知名度アップ

日本市場でのティソの立ち位置は価格帯的にSEIKOと重なり、彼らの牙城を崩せない状態が長く続いていました。それでもティソは常日頃店頭で、デザインの優位性を訴えています。そして、ここ数年の時計造りにも反映されている気がします。

ティソはSeastar1000以降の新製品が好調で、ジェントルマンもそれに続きヒットさせます。ちょっと前まで、知る人ぞ知るブランドだったティソの知名度はこの2製品によって明らかに上昇しました。

これら2つのセールスが好調だった理由はデザインが良く、純粋に見た目がカッコ良かった事が最大の要因です。価格云々も当然然り、パワーリザーブも80時間とスペックも優秀ですが、外観のスタイリッシュさが受けたと感じています。

2つだけに留まらず2021年はPRX、Seastar2000、PRXメカニカル、さらに12月にはTタッチも好評で今は正に「飛ぶ鳥を落とす勢い」なのです。

2021年1月には日本での直営店舗環境もアップします。東京の人はご存知でしょうが、銀座のハイエックセンターにティソの銀座店がオープン、しかもこのりんくうアウトレットの前店長さんが銀座店店長として、就任しました。

優秀なティソのスタッフさん

店舗設備環境と併せスウォッチグループジャパンは優れた人材の宝庫の印象も受けます。ティソの直営店全てにスウォッチグループ社員さんたちが、販売の前線に立ち、最高のもてなしを提供してくれます。

https://www.tissotwatches.com/ja-jp/magazine-news-54.html/

そんな日本をティソCEOシルヴァン・ドラ氏はWatch Time誌のインタビュー中、「成長の見込めるマーケット」と評しています。さらに彼は日本におけるティソが、過小評価されていると位置づけています。

CEOの目線の先は日本を含むアジア市場、就任して僅か半年少々で積極的な投資を展開しています。前述した銀座店のオープンも資金投入の一環なのでしょう。インタビューで、CEOは触れていませんが、人材育成へも強化している印象があります。

実際僕が知っている範囲でもブレを経てからティソの店舗へ行く人事ローテーションが行われています。価格帯こそ違えど時計を売る事は同じ。ただ複数のブランドを経験する事は商品知識も向上しますし、何より多くの時計に接する機会が増えます。

ティソのスタッフさんは時計をつけることで「豊かさを感じて欲しい」という想いを皆さんで感じさせてくれるのです。また外国人スタッフの多さも好感が持てます。

異国の地で未知の言語である日本語をマスターする向学心の高さに僕はいつも敬服します。

ティソの人気と好調さは目が離せない

さて、品揃えが少ない中でも掘り出し物がありました。珍しく妻が選んだモデルが写真の腕時計になります。(T101.207.16.111.00

僕の妻も腕時計ビギナーで、機械式時計は初めてです。彼女曰く「時計は自分の所有物にならないと愛着が湧かない」と言っていました。腕時計は所有する事で興味を増す事が妻で証明されました。

今回のティソ・アウトレットの品薄は、ブランドの勢いと現行品の好調さを感じた気がします。ティソは侮れません。価格が安いから、良くないと思うのは大いなる勘違いです。

僕の記事で何度書いていますが、近年の50万円以下ブランドの時計製造能力は目を見張るものがあります。つまり価格だけで時計の良し悪しを測ると、本当に良いモノがみえなくなります。

個人的な感想ですが、ティソを知ると100万円以下のミドルレンジ・ブランドを買う気がしなくなります。今回アウトレットで購入した時計は、3万円という破格の値段。ますますその想いが強くなりました。

皆さんもティソ・ブティックへ足を運んでみてください。

ヴァシュロンコンスタンタンの値上げから見る、世界経済は?

こんにちはGoroです。2021年6月より3大ブランドのひとつヴァシュロンコンスタンタンが製品の値上げを発表しました。今回の値上げから見えてくるものを、ブランド、日本経済の立ち位置も含めて考察してみます。

日本の値上げ率が一番高い,それでも価格は安い!

ヴァシュロン・コンスタンタン」ファンの僕には残念なニュースが入ってきました。2021年6月より同社の製品が一斉に値上げになりました。以前から噂になっていたため、それ自体に驚きはありませんでした。

そんな矢先にシンガポールからも約3%値上げのニュースが入ってきました。結局今回の値上げは各国間にあった為替や物価による価格差を是正する値上げだとわかりました。

もともと日本国内のヴァシュロン・コンスタンタンの正規価格はシンガポールや香港、ヨーロッパと比較すると、かなり低い価格設定でした。僕の記憶ではシンガポールとは日本円換算で20万円近い開きがあったはずです。

今回のヴァシュロンの値上げは価格差の是正の他に人気モデルオーヴァーシーズの世界的人気高騰が絡んだ値上げと感じました。しかし、他の時計ブランドでも日本の正規価格が諸外国と比べ安いブランドがあります。それが、ロレックスです。

https://www.pexels.com/ja-jp/photo/2519790/

ロレックス正規価格も世界的に見たら日本は安い

さて、シンガポールはロレックス正規価格も2021年5月にアップしています。これにより更に日本との価格格差が広がります。

下の表が値上げ前の日本との価格を比較したものです。例を挙げると値上前でも、オイスターPが7,910SGD(=¥82)で計算すると¥648,620、日本正規価格¥588,500から、¥25,680の差額があります。値上げによって更にシンガポールドルとの価格差は広がります。

シンガポールと日本の正規価格差額2021年4月時点

モデル名SGD(値上前)JPY換算JPY正規差額
OP 41㎜7,910¥648,620¥621,500¥27,120
OP 36㎜7,490¥614,180¥588,500¥25,680
SMND10,880892,160¥854,700¥37,460
DYTS17,6401,446,480¥1,387,100¥59,380
OP:オイスターパーペチュアル SMND:サブマリーナ・ノンデイト DYTS:デイトナスティール

日本正規価格は2019年10月の消費税値上げ時と、2020年1月と連続して値上げを行いました。しかし、その後2021年4月に新作を発表したエクスプローラーⅠはこれまでの価格より数万円下がった値段設定をしています。

短期間に連続して値上げをしたため、2021年に再度値上げをするかどうかは不明と考えられていました。しかし皆さんご存知の通り日本でのロレックス正規価格は8/1値上げへと踏みきりました。

この値上げはある意味必然だったかも知れません。なぜならこのまま据え置けば、今後インバウンド客に日本のロレックス製品が買い漁られるからです。

値上後の日本・シンガポール正規小売価格の差額2021年8月

モデル名SGD(値上後)JPY換算日本正規価格差額
OP41㎜8,140¥667,480¥653,400¥14,800
OP 36㎜7,690¥630,580¥618,200¥12,380
SMND11,190¥917,580¥897,600¥19,980
DYTS18,140¥1,487,4801,457,500¥29,980
OP:オイスターパーペチュアル SMND:サブマリーナ・ノンデイト DYTS:デイトナスティール

シンガポール値上直後(3ヶ月)に日本も値上したことは上の表で明らかなように世界各国との価格調整が目的です。値上前は約¥27,000から¥60,000位の差額が最大¥29,000まで縮まりました。(値上前の表参照)

他の地域は調べていませんが、韓国でも値上の情報を聞いたので、アジア地域での値上げは、各国間の価格調整と結論づけても良いでしょう。

日本向け時計輸入量は世界第4位、この順位にいることは重要

https://www.pexels.com/ja-jp/photo/6801874/

最近の日本での時計価格に割高感が感じるのは何故でしょう?

今回のコロナ経済危機は円安であることがその要因です。同様な経済危機だった直近のリーマンショックの頃は、円高のため時計価格は下落した記憶があります。今回は輸出産業を保護するためなのか、為替は円安基調です。

株価は上昇でも結局デフレは止まりません。僕らの給与賃金もそのままで、時計ブランドもしばらくは日本価格の値段を据え置きましたが、今後他のブランドも追随して値上げへシフトする可能性もあります。

時計好きの立場で言えば、まず円高へシフトさせて、時計を買いやすい環境にすべきと思います。

円安状態で給与所得が増えない日本では、グローバル企業の日本販売価格が時計以外の商品でも他の先進国と比べ、明らかに低めです。

ネットフリックスやアマゾンプライムの日本向けの料金は他の先進国と比較すると低くなっています。円安ならもっと値上げをすべきでしょうか、それができない理由は、日本が指折りの時計市場だからです。

2020年FH(スイス時計協会)が発表した統計では日本向け輸出量は世界第4位、GDPもシンガポールより高い数値です。当然ブランドのマーケティング担当者たちはこの数字と日本の経済情勢も分析しています。

しかし日本はシンガポールと比べ、国土も広く人口も多いのでGDPだけで真の経済状態は分かりません。国民一人あたりで見るとその国が豊かかどうか分かります。

一人当たりの名目GDP数字で見るとシンガポールが2019年のJETROが調べた数値で63,987(US$)に対し、日本は40,847(US $)となっています。

ただ、今以上の値上げは「コアな時計ファンが離れる」とメーカーは分析しているでしょう。なぜなら日本の経済状況、特に賃金が上昇していないことはここ数年国内で問題になっています。

そのためメーカーも「他国と足並みを揃えた値上げができない」のが現状でしょう。

ただこのまま経済の低成長が長引くと、将来日本向けの輸出量が減少することを僕は危惧します。低い値段設定が続けば、メーカーは「日本は儲からない!」と位置づけられるからです。

2020年のFHの統計を見てもパンデミックの影響で日本向けの出荷は金額ベースで26%減少しています。他の国々も額を減らしていますが、唯一中国だけ対前年比20%増加しています。

他の上位の国々もスイスからの出荷量が減っているため日本はスイスからの輸入量4位をキープしていますが、今後この順位を維持できるか注目です。

円高こそ時計にとって良い環境、日本経済にもプラス

https://www.pexels.com/ja-jp/photo/eu-8094208/

かつて輸入腕時計には物品税が課税され、国内購入は高額だった時代がありました。しかし1989年に同税が廃止、さらに2000年以降時計メーカーの多くはラグジュアリーブランドのグループ傘下へ参画します。

この直営化路線は賛否両論あると思いますが、僕は概ね賛成です。製造販売を一貫して管理することで僕ら消費者の声もメーカーへダイレクトに伝わり、消費者目線の時計造りへメーカーはシフトしています。

ここ数年の時計造りは10年以上前とは比較にならないほど、消費者の声を反映しています。消費者の声は販売担当だけでは無く、当然製造現場にも即座に入るようになっているはずです。

せっかく時計ブランドが消費者の声を反映しているのに政治の世界は真逆。円安なんて斜陽産業だけが望んでいるだけでしょう。本当に実力ある産業なら為替相場に関係なく、買われるはずです。スイス時計産業がまさにそのもの。

輸出産業に有利な為替レートへ設定してもデフレが続き、国内企業の賃金が上がらないなら円高インフレの方が時計を買いやすく、業界も盛り上がるはずです。

時計が買いやすい経済こそ、日本にとっても良いと考えるのは時計好きのワガママなのでしょうか?

まとめ

時計のプライスを世界単位で見ていくと、単なる趣味の枠を越えて実はリアルに世界経済を反映しています。「時計も趣味」と言って、バカにできません。時計ビギナーの皆さんも「世界経済を知れる」と周囲に自慢して時計を楽しんで欲しいです。

ダイバーズウォッチを夏に購入するのは賢い選択?

マリンスポーツやダイビングに必須なダイバーズウォッチは必然的に夏がシーズンとなる時計です。例年時計ブランド各社はこの時期に目掛け、新作をリリースしてきますが、2021年はどうなのか?新作情報を含めて、あらためてダイバーズウォッチの魅力を紹介していきます。

あまり知られらていない、ダイバーズウォッチの「耐磁機能」

ダイバーズウォッチは文字通りダイビング用の時計で、「潜水時間の測定が出来る時計」として1950年代頃より、世に出初めました。基本性能は100m以上の防水機能を備え、逆回転ベゼルが備わった物をダイバーズウォッチと呼びます。

https://pixabay.com/ja/photos/マグネット-コンパス-磁気-3678982/

ここ数年で防水機能はさらに向上して、今やダイバーズウォッチで無くても100m防水も当たり前の世の中になっています。しかし、優れた防水機能以上に注目したいのが耐磁機能です。過去記事

https://www.pexels.com/ja-jp/photo/3046637/

実はダイバーズウォッチは国際標準化機構(ISO)で耐磁機能が規格化されています。ISO6425だと「4800A/mに曝して、日差30秒以内を堅持」とされます。この耐磁機能は潜水作業では体を磁石で固定しなければならないこともあるため、必要とされています。

日本時計協会、JISとISO規格

さらに耐磁機能は潜水作業だけでは無く、陸(おか)の上でも重宝する機能です。今の時代PCやスマホ、タブレットと無縁の生活をしている人は皆無でしょう。アンティークの時計だったらキーボード操作をしているだけで磁気帯びするもの。

一般的に機械式時計は強い磁場には時計を近づけないものですが、PC操作の度に時計を外していては仕事になりませんね。ダイバーズウォッチだったらそんな磁気の心配は不要です。

さらに最新の時計は部品にシリコン素材を採用、かつて(1950年代)の磁気を遮断する設計思想から、そもそも磁化しない素材を使用することで、耐磁する考えへシフトしています。

高い防水性があるから「水中でのみで使う」という考えはもう旧いかもしれません。高層ビルの会議室にダイバーズウォッチを付けていくことも非常識ではありません。僕はダイバーズウォッチが、ビジネスのドレスコードでは、スタンダードになった気がしています。

夏に新作ダイバーが発表される時こそ、20万円以下の製品にチャンスあり

https://www.pexels.com/ja-jp/photo/457881/

実績を知らべた訳ではありませんが、夏はダイバーズウォッチが売れると言われています。その証拠に2021年も既に多くのブランドが新作を送り込んで来ています。そして、ダイバーズウォッチは最新作の購入がおススメ

理由としては最新の技術が採用されていることと、長年蓄積されたノウハウを基にディテールが改良されているからです。近年の時計の技術進歩は著しく、パワーリザーブの長時間化耐磁機能アップは10年前とは比較にならないほど向上しています。

この夏の新作もパワーリザーブは70時間以上は標準、さらに10年以上前のダイバーズウォッチと違い、シリコンヒゲゼンマイで耐磁をアップさせ、フリースプラグテンプも採用して、衝撃にも強くなっています。

最新の技術が詰まっている事以外に新作の購入を勧める理由はパッキンやケース劣化が無いからです。年数が経過した中古品ダイバーズウォッチはどうしても経年劣化でケース密閉性の低下やパッキンの弾力が悪くなり、防水性が低下します。

その点、新品はそんな心配は不要です。最新のテクノロジーが詰まった時計ゆえ、実用性も富んでいます。また値段もここ数年は20万円以下の時計でも優れた製品が多く発売されています。

2021年夏は値段以上に価値ある、ダイバーズウォッチの新作が多いです。さて今回発表された、新作20万円代のダイバーズウォッチを2つ紹介します。

ロンジン・レジェンドダイバー

https://www.longines.com/jp/landing/divers-campaign-2021

パッと見た外観からダイバーズウォッチと感じさせません。それは通常ダイバーズウォッチに必ずある「逆回転防止ベゼル」がついていないからです。その代わり「回転インナーベゼル」がついています。

近年のモデルの多くは外側に回転ベゼルが付いたものが殆どです。この「回転インナーベゼル」は少数派、採用しているブランドはIWCやAP位でしょう。「回転インナーベゼル」はダイバーズウォッチ黎明期にブランパンが採用していました。

しかし、グローブをしたままリュウズ操作ができない事で、次第にベゼル外周に付いた「逆回転防止ベゼル」が主流になります。

ロンジン社もこのモデルは1960年代のヘリテージとして蘇らせているため、現行モデルには採用していません。ただこれを今に蘇らせた理由はレトロなデザインはもちろん、陸上で使うことの多い現代のダイバーズウォッチ事情があるかもしれません。

実際のダイビングでは操作性に問題があると言われる「回転インナーベゼル」、しかし陸上で使うのであれば、便利な気がします。逆回転ベゼルでラフに開始時間をセットするよりリュウズで正確に合わせたい人にも良いと思います。

また逆回転ベゼルが無い事で、ダイバースウォッチにありがちなベゼルが目立ち過ぎ、ダイアルが小さくなることはありません。

ティソ・シースター2000プロフェショナル

https://www.tissotwatches.com/ja-jp/catalog/product/view/id/5174/s/t1206071104100/

実は購入を検討中です。2021年6月になってから日本ではブティックとオンライン公式ショップ限定で先行発売され、早速銀座店で売り切れの情報が入ってきました。時計愛好家の間では評判が高いダイバーズウォッチです。

特徴としては、ブレスレットが「インターチェンジャブル クィックリリース」仕様になっていることです。早い話がヴァシュロンの「インターチェンジャブルシステム」のティソ版になります。

スペック的にも魅力ですが、僕がこれを購入しようと思ったのはこのベルトを工具無しで交換できるこのシステムが採用された事が大きな理由です。なぜこれが魅力的なのか。腕時計ビギナーの人の中には理解できないかもしれません。

まずその日の気分でベルトを簡単に交換できる点です。これにより1つの時計の「別の顔」を引き出すことができます。また汗でベルトが汚れやすい時期、ベルトの取り外しが容易だと、クリーニングが簡単です。

僕は年に数回、重曹と水をトレイに入れてベルトを浸し、ブレスレットをクリーニングしています。クリーニングしやすいのは長く使う事を考えると重要です。通常のバネ棒は気軽にクリーニングとはいきません。

まとめ

あえて夏にダイバーズウォッチを購入する、それは旬の野菜を食べる感覚です。夏こそダイバーズというメーカーの戦略に乗るのも良いと僕は思います。ぜひ2021年夏にはお気に入りのダイバーを見つけてください。

ティソ(Tissot)の腕時計を公式サイトで、購入しよう!

こんにちはGoroです。東京、大阪では緊急事態宣言によって外出がほぼ不可になりました。しかしそんな時こそ、オンラインで時計を購入しませんか?僕が日頃から購入しているティソは元々ネット販売に実績があります。ティソのようなブランドこそオンラインがおすすめです。その理由を紹介します。

ティソの腕時計とは

Tissot Ballade

ティソの腕時計を知っている人はそう多くは無いと思います。1853年スイスのルロックルで創業した、現在はスウォッチグループに属し、売上で世界7〜10位のブランドです。

機械式ムーブメントを搭載した腕時計が日本円換算で、ほとんどが10万円代か、それ以下で購入できます。

多くの人はそれを聞いて、「大丈夫?」と思うでしょうが、心配には及びません。一度でも手にしてみれば質感の良さに驚き、ティソの腕時計を一度でも手にすれば他のブランドに対する評価が厳しくなると思います。

価格を下げられる一番の要因はグループ内にETAがあるからです。世界最大のムーブメント会社から良質で精度の高いムーブメントを安定的に提供してもらい時計を生産でき、無駄なコストを極力省けます。

これはスウォッチグループ傘下のブランド全てに該当する事で、ETAのムーブメントをベースにしていることで同グループは発展してきました。

ティソを購入するならオンラインがおすすめ

さて緊急事態宣言下でもあり、ティソの時計購入を考えているならオンラインで購入がおすすめです。もともとティソはブティックが東京(銀座・代官山)と大阪(戎橋)しか無く、デパートでも取扱店舗が多くありません。

そのため宣言下でなくても、購入するのはオンラインの方がはるかに利便性は高いです。ティソの公式HP内が直営のECサイトになっています。また楽天内にもティソの公式サイトがあるので、クレジットカードによっては楽天を選ぶのも良いでしょう。

そして、ティソは早い時期からオンラインでの販売に積極的なブランドでした。そのため、オンラインサイトの内容も充実しており、豊富な販売実績もあるため、安心して購入することができます。

ティソ公式オンラインサイト

楽天内ティソ公式オンラインサイト

これは僕の経験ですが、仮に品切れでも、もう一方のサイトには在庫がある可能性が高いです。両方のサイトを梯子してください。

クラシックウォッチやベーシックウォッチに強みがある

ではティソの時計をご存知無い方のために彼らの腕時計の強味はどこにあるのでしょう?僕は「デザイン」だと思っています。特に秀でているのが、クラシックウォッチベーシックウォッチです。

from my account @goroando

私物を2つ紹介します。まずT-ONEはブレスレットタイプの物です。シンプルな三針タイプで、カレンダー表示がデイ(曜日)とデイト(日付)があり、ブレスレットもポリッシュ仕上げでシンプルな中にも少しだけラグジュアリーな装いが特徴です。

もうひとつがバラード、これはデザインにヴィンテージ感がある時計になります。昔僕が持っていたシチズン時計に似た雰囲気がある時計です。しかしムーブメントは最新のパワーマティック80を登載、最長80時間のパワーリザーブとクロノメーター認定モデルになります。

参考まで僕は上の2つのモデルを合計で10万円以下にて購入しています。

人気モデルは?ジェントルマン!限定モデルはお買い得

https://www.tissotwatches.com/ja-jp/catalog/product/view/id/2496/s/t1274071106100/

ティソはパワーマティック80というムーブメントをリリース以降、人気がアップしたような気がします。しかし、何と言ってもラグスポ・テイストの「ジェントルマン」から一気にブレイクしたと僕は思います。

人気ゆえジェントルマンのブルーダイアルは入手が難しい「噂」を聞きます。公式ECサイトも「SOLD OUT」(2021年4月時点)になっています。但し楽天では購入できそうです。ティソは入手が容易ですが、比較的短期間でモデルチェンジを繰り返すのがティソの特徴です。


そのため、もしお気に入りモデルがリリースされましたら、マメな在庫チェックをおすすめします。人気にモデルは今だとやはりブルーカラーモデルスポーツモデルです。また年に数度発売される限定モデルは「お買い得感」があります。

通常は専用ケースと交換ストラップが付属して限定カラー、価格は若干のアップに留めています。最近ではジェントルマンの銀座ブティック限定モデルや同じくジェントルマンの交換レザーストラップ付きのモデルが発売さました。


普段ティソを見ない人はわからないと思いますが、限定モデルは絶対にお買い得です。オプションとして交換レザーストラップや専用ケースが付き、色も他では味わえないオリジナルカラーで、人は違う時計を考えている人にはおすすめできます。

僕もひとつだけ限定モデルをもっていて、スポーツウォッチ「シースター1000」の日本限定モデルです。センス良いシルバーグレーのサンレイ仕上げ(太陽光の様に放射状になった仕上げ)で、見る角度によって色々な表情を見せてくれます。

シルバーと聞くと地味に思う人も多いかもしれません。しかし、デニムからスーツにも合いますし、針にワンポイントで赤色を入れてます。これが良いアクセントになって普段つかいで休日の良きパートナーとして重宝しています。

リーズナブルな価格なので2本以上持てる

僕の過去記事でも複数時計を持つことを推奨しています。例としては服と同じく「着替えて楽しむ」、「嫌味な上司対策」を挙げてきました。それ以外では心理面での効果もあると僕は思います。たとえばルーティンを変えたい、気分を上げたい時、時計を変えるだけで気分が晴れるものです。

ただ、高級時計だとそう多く買う事はできません。しかしティソは財布に優しく確実に2本以上購入できます。

公式サイトはブティックと同じ、実績を積み重ねると特典がある!

ブティックの方が実績が残り将来的に有利なのでは?

ご安心ください。公式ECサイトも購入時にはティソのアカウントが必要です。つまりブティックで買うのと何ら変わりありません。一度でも購入すれば「お得意様」扱いになります。

スイスの時計ブランドで、実績作りは人気モデルゲットの近道です。これはパテック・フィリップオーデマ・ピゲも同じで、一度でもブティックや直営サイトで購入すれば実績としてカウントされます。

具体的な特典,ティソでは「新製品情報」の他に「優先予約」、「誕生日月の割引クーポン(全商品)」を貰いました。どこのブランドでもそうですが、人気商品を手に入れられかどうかは結局購入実績があるかが重要です。

ティソは日本ではまだまだ人気は高くありませんが、もし大ブレイクする製品が出た場合、優先的な権利があるのは、購入実績がある人だけでしょう。

まとめ

人気シリーズ「ジェントルマン」の次にリリースとなったPRXも時計好きの間では仕上がりの良さで、人気となっています。2021年の夏以降にはこのPRXのメカニカル・ムーブメント版が出る予定です。このメカニカル版PRXも人気が予想されます。これから購入を検討している人は早めに公式ECサイトで実績づくりをしてください。

腕時計ブランドのブティックとは?そこで得られる3つのメリットは?

これまでの僕の記事で、お目当てのモデルが固まってきましたか?もし時計購入の方向性が決まってきた人は実際にリテイラー(販売店)、その中の「ブティック」と呼ばれる販売店へ出かけてください。ブティックでは、そこだけで得られる、3つのメリットがあります。今日はブティックへ行くメリットを詳しく紹介します。

https://www.pexels.com/ja-jp/photo/e-2249530/

腕時計ブランドのブティックとは?

https://www.pexels.com/ja-jp/photo/135620/

ブティックフランス語で小規模な専門店を意味します。腕時計ブランドではブティックはあるブランドに特化した販売店を呼びます。各時計ブランドはブティックを筆頭とした店舗網へ腕時計を卸し、販売しています。そのため、ブティックは「専門性の高いスタッフが在籍」、「品揃えが豊富な」ブランドの旗艦店(フラッグシップ・ストア)の位置付けとして、運営されています。

腕時計の販売店は大きく「ブランド名を全面に出している」販売店と、「出していない販売店」の2つに分かれています。その中でブティックと名付けられた販売店は前者に属するのが、一般的です。

ただ、「ブランド名を出していない」販売店の中にも品揃えもブティックとほぼ同じ位良く、専門性が高いスタッフも在籍する、名門販売店もあります。

よく使われる名称としてAuthorized retailer(オーソライズド リテイラー)としてブランドが認定、こちらもブティック「同格の販売店」として営業展開しています。代表的な老舗名門店として、アジアにおける「ザ・アワーグラス」、スイスの「ブヘラ」が有名ですね。

ランク付けの詳細はブランドによって少し異なるため、各社公式HPを参照してください。

このように腕時計ブランドはブティックと「それと同格の販売店」を頂点とした販売網を通じ、時計を流通し消費者へ届けています。

ブティックで得られる3つのメリットは?

まず、ブティックで得られるメリットは時計の「①実機を見られる」確率が極めて高いことです。これによって公式画像と実機の違いを知ることができます。

https://www.vacheron-constantin.com/jp/ウォッチ-パトリモニー/オーウ-ァーシース-/オーウ-ァーシース-4500v-110a-b128.html

パンフレットやメディア向けの画像は公式画像は通常、各社新製品リリース時にアップされます。これらをメーカーは公式HP、メディアはイメージ画像として使用するのが一般的です。

しかしこれら画像はやはり実機とは違うことが多いと言われます。実際僕もブティックで同様の体験をしています。(上の写真はヴァシュロンコンスタンタン社がHPに使用している公式画像)

これはぜひ、ブティックで「違い」を確かめてほしいですね。

次に得られるメリットは「➁質感」です。これはさすがにテクノロジーが発達した現代でもネットから得ることは困難を極めます。そして僕は質感が時計の良し悪しを我々素人が唯一チェックできる手段だと、考えています。著名な時計編集者も皆口を揃えて質感の重要性を説きます。

なぜならムーブメントの良し悪しは時計職人で無い限り簡単に判断はつきません。僕らがわかることはせいぜい公式発表の数値や裏スケ(トランスパレント・バック)からテンプ、ローターを見るくらいでしょう。

質感は誰も持つ五感で、個人間で大きな差はありません。自身の感性を信じればいいのです。難しくはありません。

そして最後は「③情報」です。これは時計業界(メーカーからの生)の情報や人気モデルの最新トレンドを知ることができます。ネット社会の現代でもネットに無い「現場での情報」は販売の最前線に身を置くブティックの店員さんから聞くのがいちばんです。

実録ブティック体験記、メリットの具体例

さて2021年2月に僕はたまたま「あるブランドのブティック」に行く機会がありました。その体験記と3つのメリットを具体的に当てはめてみますので参考にしてください。

2月某日、僕は大阪梅田の阪急デパート6階にある、ヴァシュロンコンスタンタンブティックへ行きました。これは突発的に思いついたもので、来店予約ナシの訪問でした。

実は数か月前から同社の人気モデル「オーヴァーシーズ」が気になっていたのです。これまで実機は見たことが無く、スマホで店舗検索してみたところ、阪急の6Fにあると知りそのまま直行しました。

https://www.pexels.com/ja-jp/photo/285172/

11時過ぎに入店、6階に到着して「V」の文字が見えるところへ行きます。店内は幸運にも誰も居なくショーケースを見にいきました。そこへ店員さんが声をかけてくれました。

ブティック店員さんとの会話は?

店員さん「何かお探しのモデルはありますか?」

僕「はい、オーヴァーシーズの実機を一度見てみたいと思って来ました。今無いですよね?」

僕はブティック(販売店でも)で必ず心がけていることは来店目的を相手に伝えること。お目当てのモデルも伝えるようにしています。オーヴァーシーズはネット上でも品薄が囁かれている人気モデルです。

店員さん「はい、実機であるのがこちらの37㎜ベゼルにダイヤを置いたモデルと18金のになります。ブルー(4500v)は現在予約も一時停止しております。」

https://www.vacheron-constantin.com/jp/ウォッチ-パトリモニー/オーウ-ァーシース-/オーウ-ァーシース-オートマティック-2305v-100a-b170.html

僕「(指さしながら)これですか?噂どおり深みのあるブルーですね。」

店員さん「はい。41㎜(4500v)のブルーはもう少し明るい青になります。」

この後僕は店員さんの勧めで少し奥のカウンター席へ案内され、商談モードに入ります。このパターンになれば100%試着モードです。予想外の展開で少しワクワクしていました

貴重な情報をいただき、豪華なパンフレットもいただく

来店のいちばんの目的は「①実機を見る事」でした。しかし予期せぬ(嬉しい)展開で試着になったため「②質感」まで確かめられました。

カウンターに座り、トレイ上に実機、「写真も良かったらどうぞ」と言われ、僕は完全に有頂天、37㎜モデルのブレスレット質感にやられました。程よく締まったホールド感と手触りは名門ブランドに相応しい質感でした。

試着しながら、会話もはずみ、オーヴァーシーズの最新「③情報」、具体的にはオーヴァーシーズの生産本数、ヴァシュロンコンスタンタン全体の生産本数も聞けました。その情報をここへアップしたいところですが、店員さんから「ネット上にアップするのはご遠慮いただきたいです」言われたため、ここには掲載しません。

ただ僕が想像していた数字よりかなり低く、オーヴァーシーズが入手しにくい理由も理解できました。帰宅後WEB検索しましたが、やはり精度の高い情報(生産本数)は載っていません。ブティックではこのような貴重な情報をいただく事が多々あります。

さらにもう一つのサプライズは「豪華なパンフレット」を頂いた事です。パンフレットの進呈は各ブランドで日常的に行われているものですが、豪華で、驚きました。

まとめ

今回ヴァシュロン・コンスタンタンのブティック訪問で、これまで経験の無かった「オーヴァーシーズ」実機の外観①と質感②、更に最新の情報③と3つの貴重なメリットを得られて、ご満悦で僕は帰宅しました。

ただ、地方在住の人で、なかなか希望するブランドのブティックが無い場合は通常の正規店や地域に根ざした販売店でも同じ体験ができると思います。諦めないで、販売店を検索してください。

しかし大都市にうんよく住んでいる人はぜひ、ブティックへ足を延ばしてください。ブティックは①〜③のメリットやブティック限定モデルを置いているブランドも数多くあります。

実機の外観は最近SNS上で多く、特にInstagramの中で素晴らしい写真を投稿しているアカウントがたくさんあります。そこでも情報を集めることはできるので、こまめにハッシュタグを検索してみると良いでしょう。

今回の記事内のInstagram画像もアカウント者へコメントして、許可を頂きました。イングランド北部の@northumbrianwatchesさま、シンガポールの@watches.in.singapoleさま、素晴らしい画像をこの記事に使わせていただき、ありがとうございます。

Overseas の深い青はなかなか公式画像だけでは、無理があります。太陽光の向きや光の微妙な反射具合でないとヴァシュロン・ブルーはわかりません。

Thank you for letting me use your stunning 4500v pics.

最後にもしブティックに行くなら、できるだけ時間に余裕のある日に行くのがおすすめです。普段着でリラックスし、ブティックを訪れてください。

御堂筋線腕時計ウォッチング2021年5月版

僕がかつて時計怪獣というサイトで、シリーズ化していた「御堂筋線腕時計ウォッチング」。これは僕が御堂筋線沿いの通勤途上で、見かけた腕時計を紹介するもの。当初は単にネタに困って始めたシリーズでしたが、地下鉄車内で出会う素晴らしい腕時計を書いているうちに自分も好きになっていました。今回紹介する腕時計はこれまで見た事の無いモデル。一体どんな腕時計かを紹介します。

淀屋橋の歴史

冒頭の紹介文で書きました、「御堂筋線腕時計ウォッチング」は大阪メトロと京阪鉄道が交わる、淀屋橋駅を中心に僕がウォッチング(Watcing)して気に入った時計を記事にしたコンテンツです。今回見た時計はブレゲマリーンのトゥールビヨンというモデルになります。

関西在住でない人も居ると思いますので、まずは御堂筋線の淀屋橋駅の概要を説明を軽くしておきます。

淀屋橋は最寄りに大阪市役所の本庁舎があります。地理的には中之島という中州に掛かる淀屋橋を中心とした地域です。周囲は土佐堀川大川が流れ、舟で行き来するには最適な環境であることがわかります。

河岸に歴史的な建造物が多く建てられ、そのレトロな建物と近代建築との調和が取れたエリアです。中でも僕のお気に入りは上のインスタの「日銀大阪支店」。夜はライトアップされて建物が浮かび上がり(セキュリティ上でしょうね)幻想的な姿を水面(みなも)に映し出します。

流れが穏やかな川に囲まれており、明治以前は海から大阪市内中心部まで、商品を運ぶには最適な地理環境だったのでしょう。

当時、北前船から多くの物資が天下の台所、「大阪中心部」まで運ばれ、大阪が大きくなった理由が当時の情景と共に僕の眼下に浮かびます。

現在は朝の通勤時間になると北の梅田方面から大量の通勤者がこの橋を渡ってきます。歩いているみなさん、実は通勤費の申請、梅田ー淀屋橋間の180円(2021年1月時点)往復を申請していませんか?(笑)僕もそうでした。

ブレゲと言えばトゥールビヨン?

https://www.breguet.com/jp/タイムピース/ニューモデル-マリーン/5887

さて淀屋橋の説明で、大阪市の観光ガイドみたいになりました。

ではブレゲの説明をしましょう。ブレゲは「アブラアン-ルイ・ブレゲ」という天才時計師が設立したブランドです。

詳しくはこちらで→https://www.webchronos.net/features/37041/

設立は1775年にブレゲがパリに工房を構えました。しかし時計師に名を刻む天才時計師が設立したブランドにしては、経営が不安定な時期を多く過ごしました。

アブラアン-ルイ・ブレゲから三代までは一族で工房を継承しました。しかしその後ブランドはさまざまな人の手に渡り、転々とする運命を辿ります。現在はスウォッチグループ傘下に買収され、同グループ内のプレステージブランドとして君臨中です。

ブレゲは時計の歴史を200年早めたと言われます。時計に関する、新技術や特許、彼独自のデザインまで開発し、現代でもその技術やデザインは時計の中で多くの人から愛され続けています。彼が創り出したアイディアはエンジニアリングだけでは無く、芸術的なアイディアまでと幅広く、アイザック・ニュートンパブロ・ピカソを合わせたような人物でした。

彼の開発した多くの新技術の中で、特記すべきがこのトゥールビヨンという技術です。このトゥールビヨン簡単に言えば(というか省略的な言い方)地球重力による「ひげゼンマイ」への影響を軽減する機構になります。僕がブレゲにアイザック・ニュートンの匂いを感じるのは、この発明があるからです。

専門的な見解は僕では解説できないため、詳しく知りたい人は時計専門誌「クロノス日本版」や「HODINNKEE」といった専門メディアの記事を参照してください。

特許は当然切れており、現在はさまざまなブランドからトゥールビヨンを搭載したモデルが、発売されています。しかし、量産化に向かない事と時計を心から愛している人以外に理解されない機構ゆえ、その数は多くありません。

エッ知っているの?トゥールビヨン!

https://forums.timezone.com/index.php?t=tree&goto=7648826&rid=0#msg_7648826

「エッ知っているの?」

それ、トゥールビヨンですよね?」という僕の問いかけに時計のオーナーさんから返ってきたコトバです。そりゃそうですよねー。

僕もリスト(手首)をみた瞬間ビックリして、思わず声をかけてしまいました。ブティック以外で初めて見たトゥールビヨンの複雑な動きは僕の脳裏に深く刻まれました。

しかしもうひとつの驚きは問いかけに答えてくれた、腕時計のオーナーさんの反応です。トゥールビヨンを知っている人、周りにそんなに居ないですよね。

これは想像ですが、「高そうな時計」と言われたことは多くあっても、「トゥールビヨン」を指摘されたことはほとんど無かったでしょう。終始にこやかに僕との会話を楽しんでくれました。

欲しいと思うことが入手するいちばんの近道

こんな素晴らしい時計を目の前で見られて、いつかはこんな時計を手に入れたい想いがますます強まりました。僕は「時計を欲する」ことが時計を入手する近道と信じています。

https://forums.timezone.com/index.php?t=tree&goto=7648826&rid=0#msg_7648826

裏蓋から見るムーブメントも美しいんですよ。さすがにこれは見せてもらわなかったので、WEBで探したらありました。

時計が欲しくなる大きな理由は、まず眺めて美しいと感じられる。次に持った時の質感を楽しめる。これらがあるから欲しくなると僕は考えます。

プレステージブランドの時計を購入する人の中に「高いから欲しい」という人の話も聞きます。高価な販売価格は手に入れる時の「単なる関門」と考える僕と、その人たちとの間には大きな隔たりがあると感じます。

まとめ

ブレゲといえばトゥールビヨン、腕時計ビギナーの皆さんも知っておいて損はありません。トゥールビヨンの複雑な動きこそ、機械式時計の醍醐味だと僕は思っています。みなさんも街中で見たら、ぜひ追いかけてください。

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